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★東京千秋楽・地方公演レポート
山本耕史と井手麻理子がお届けする究極のラブストーリー、ミュージカル『ラスト・
ファイヴ・イヤーズ』。9月17日(月)には、観客総立ちのスタンディングオベーショ
ンで、感動の東京グローブ座・最終日を迎えた。
そんな興奮もさめやらぬなか、『L5Y』は現在、地方巡演の真っ最中だ。公演を重
ねて日増しに深まりをみせているジェイミーとキャサリンの恋物語は、各地の観客か
らも絶賛を浴びている。時にやさしく時に激しく、女性の感情の揺れを表現する井手
のハスキーボイス。軽妙な動きとリズミカルなボーカルで、一瞬にして観客の目を虜
にしてしまう山本。そんな2人を包み込む、切なくも美しいメロディー――。地方公演は10月半ばまで続く。
10月20日(土)・21日(日)には、待望の横浜BLITZでの追加公演2DAYS!これが
正真正銘、ジェイミーとキャサリンに出会える最後の機会となる。会場がライブハウスということもあって、客席も大いに盛り上がりそうだ。東京公演から1ヵ月を経て成熟した、山本ジェイミーと井手キャサリンによるラストステージをお見逃しなく!
(文・高橋涼子) |
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★とうとう9/7初日開幕しました★
(写真・望月ロウ) |
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★9/6公開舞台稽古レポート★ ミュージカル『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』が、本日9月7日(金)、いよいよ初日を迎える。それに先立つ6日夜、東京グローブ座で公開舞台稽古が行われた。
この物語のユニークなところは、男と女の愛し合った5年間の日々を、男は出逢いから別れを、女は別れから出逢いを辿っていくというところだろう。出演はジェイミーの山本耕史とキャサリンの井手麻理子。山本は05年の初演に引き続いての出演、ミュージシャンとして活躍する井手は今回が初舞台。
印象的なピアノのフレーズが流れるなか物語は幕を開けた。愛するジェイミーが部屋を出ていき、打ちひしがれるキャサリン。ハスキーで温かみのある井手の声が劇場に響き、別れを受け止められない切なさが胸に染みてくる。そこへ登場するのが、キャサリンと出逢ったばかりで仕事も絶好調の5年前のジェイミー。愛と希望に燃えた若者を、山本が生き生きと演じる。力強くて時に甘く響く歌声が魅力的だ。
同じ舞台にいながらにして別の時間軸を生きる2人は、唯一時間軸の重なる1曲を除いて目を合わすこともない。お互いの幻影を見つめながら、時に切ない想いを吐露し、時に愛しい人への愛を語る。美しいメロディーが奏でる切なくも愛しい日々が、山本と井手の歌声と温かな生演奏で綴られていく。
2人の恋物語はどちらかといえばありきたりで、ドラマチックとはいえないかもしれない。けれど、愛し合い別れを決意するまでの感情の揺れに、恋愛を経験したことのある誰もが共感し胸を熱くするはずだ。そこが演出の鈴木勝秀曰く、「『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』は究極の恋愛物」というゆえん。2人の物語の全貌は――ぜひ劇場に足を運んで見届けてほしい。
(文・高橋涼子)
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